墳頂部
浜北方面
後円部から前方部を見る。細長く感じます。
出土品 市民ミュージアム浜北蔵
浜松市浜北区内野にある赤門上古墳です。
浜松市で2番目の墳丘長を持つ古墳です。
墳丘は現状から見ると柄鏡式前方後円墳のように見えます。
この古墳からは三角縁神獣鏡が出土しました。
卑弥呼の鏡と言われるもので近畿地方とのつながりを感じさせます。
京都府の椿井大塚山古墳(3世紀末)、奈良県の佐味田宝塚古墳(4世紀末~5世紀初)で発見されたものと同范鏡なのだそうです。
浜松市内の古墳で三角縁神獣鏡が出土したのは赤門上古墳だけです。
隣の磐田市では5基の古墳から計5枚出土しています。
赤門上古墳に埋葬された人は、とても有力な人物だったようですね。
名称:赤門上古墳
所在地:静岡県浜松市浜北区内野
古墳群:内野古墳群
形状:前方後円墳
築造年代:4世紀後半
墳丘長:56.3メートル
後円部径:36.2メートル
後円部高さ:4.9メートル
前方部幅:14.7メートル
前方部高さ:1.15メートル
主体部:全長5.58mのクスノキ製の木棺直葬
出土品:華紋日月天王四神四獣鏡(三角縁神獣鏡・静岡県指定有形文化財)、銅製の鏃、剣、直刀、鉄製の斧頭、鉄製の鍬、鉈など金属製品が多数、管玉6個
盗掘あり
墳丘裾に敷石帯
史跡指定:県指定史跡
位置情報N34 47 15.67,E137 45 10.04
平成22年10月19日改訂
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