用事があって車で豊川市を走っていたら、古墳の案内板を見つけました。
どんな古墳かまったくわからなかったのですが寄ってみることにしました。
土の質から、人工的に造られたものだと分かりますが、あまりに大きかったので
だんだんと疑わしくなってきました。
今までこんなに大きな墳丘を歩いたことが無かったからです。
後方部の上に石室で使われたと思われる石材で祠が造られてありました。
これはもしかしたら100メートル級の古墳かもと思いはじめました。
後円部から前方部を見る。
墳丘が変にいびつに感じられました。
破壊されているのかもしれません。
後方部。
復元された埴輪棺。
隣の信用金庫に説明板があったので読んでみました。
ネットで調べた情報を合わせて書きます。
この古墳は船山第1号墳という前方後円墳で、前方部も後円部も半分ほど削られてくびれ周辺しか残っていない。
墳丘長は94メートル、高さは6.5メートルあった。
三河地方最大の前方後円墳で愛知県内で3番目の大きさ。
築造は5世紀と考えられる。
この古墳の北側に陪塚(ばいちょう)と考えられる一辺が19.5メートルの方墳、船山第2号墳があったが消滅した。
主体部は竪穴式石室だったらしく、浜松市ではいまのところ竪穴式石室を持った古墳はひとつも発見されていません。
粘土槨を持った古墳はいくつもあります。
粘土槨は竪穴式石室を簡略化した形式と考えられているので、
船山古墳の被葬者は浜松にいた有力者よりも力が大きかったと考えられますね。
ドライブしていたら偶然みつけてしまったのでうれしかったです。
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